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「イラストの権利をタダでください」と発言した人物の騒動
Twitterのアカウントを取得して半年、本格的に運用し始めて2ヶ月が過ぎましたある日、
ある絵師さんに「商品化したいからイラストの権利をタダでよこせ」とツイートした人物の投稿が流れてきました。
顛末は、
・ある絵師さんに突然「商品化したいので絵の権利をください」とツイート
・「有名にしてあげるんだから無料で」などと主張
・断られると「そんな下手なイラストいらねー」「三下」などと吐き捨てて退散
・さらに、絵師さん曰くその後一切やり取りがなかったのに「お互いの非を認めて和解しました」とツイートし炎上
ということみたいです。
というわけで、今回は製作物について考えていきます。
著作権について考えてみる
イラストでも、それ以外でも、創作物には著作権があります。
他人が創作物を勝手に使ったり利用したり、描きかえたりできないようにし、制作者の権利を守るための権利です。
プロであろうとアマチュアだろうと、絵描き初心者であろうと皆平等にもつ権利です。
あんまり詳しく書くと小難しい話になるので、
作者の創作物に対する権利を守る権利
と覚えておきましょう。
今回のケースは、「商品化したいからイラストの権利をくれ」と言った人に
「創作物の権利自体を渡すならそれなりの料金をいただきます。」と絵師さんは制作者として当然の権利を主張したわけですね。
提供や使用の料金はいくらか、無料で提供するかは制作者さんが決めるものです。
他人のものを使わせてもらうわけですから、制作者さんが無料でいいですよと言わない限り料金が発生する可能性があることは考えるべきです。
そしてお互いが納得できる料金で話を進めて行くものです。
それを踏まえて、製作物に対して持ってほしい考え方
などと著作権の詳しいことを書くつもりはありませんが、イラストを使わせてほしいと思っている人に意識してほしいことを書いてみます。
イラストの価値=製作時間とはかぎらない
絵を描くにはある程度の練習がやはり必要だと思います。それまでの努力の結果描けるようになったものであり、絵師さんの新作は今までの絵師さんの努力の結晶です。
そう考えると制作時間以上の価値があるのではないでしょうか。無料でよこせなんて考えられませんよね。
立場は平等
今回記事を書くきっかけになった出来事では、「有名にしてあげる」つまり、俺がお前の絵を使ってやる、という思いがあったのだと思います。
筆者は該当ユーザーが有名な方だったのかは存じ上げていませんが、どんな立場だったにせよ横柄な態度は人の反感を買い、損をしてしまうものです。
というような「使わせてもらう」「使ってもらう」というのが最も円満な関係ではないでしょうか。
著作権について知っておく
上記に書いたとおり、著作権は製作者の持つ権利です。制作物には製作者の思想や感情が表現されているので、それらは守られるものです。著作権に含まれるものはイラストだけでなく、言葉による創作物や、音楽、建築、多くの人が日ごろ扱う写真などもあるので多くの人に関係する大切なものです。そういう権利がある、ということは覚えておきましょう。
まとめ
栗宮ノート
うんうん。
◇著作権とは、製作物が無断で使われないように守られている権利
◇使用や譲渡について料金を設定するのは著作者として当然の権利
◇制作物にはそれまでの努力が詰まっている。製作時間以上の価値がある。
◇絵を使わせてほしい人と絵を描いた人の立場は平等
◇著作権にはイラストのほかに写真、文章、音楽など思想や感情が表現されたものに適用される。ということですねー。
ネットに公開してるからと言って勝手に使ったり、「使ってやるんだからタダでよこせ」なんてだめですよー。私怒っちゃいます。
今回のように金儲け目的だとわかりませんが、絵描きにとって自分の絵を気に入ってくれたり、使ってもらうことはうれしいものです。イラストを気に入ったら
「サイトやアイコンに絵を使わせてもらえませんか? 」「描いてもらえませんか?」
とお願いしてみましょう。料金が発生するか、無料で受けてくれるかは絵師さん次第です。今回の件みたいに横柄な態度は言語道断です。
というわけで、マナーを守って楽しく交流しましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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