カフエログにて
目次
初心者の人ほど、ゆっくり描きましょう
絵を描き始めて間もない人によくあることですが、イラストを描くときにあまり細かく考えずにさっさっと描いてしまいがちです。
プロやアマチュアも関係なく、うまい人は絵を描く前の準備やラフ·下書きに時間をかけるものです。参考となる資科を見ながら体のつくり、服や小物の形などを考えたうえで描いていくことで、だんだんと上達していくのだと思います。
今回は絵を描くうえで私なりに考えていることや、特に意識したいところをまとめていきます。
イラストで意識すべきこと ラフ·線画編
立体を意識します。
紙やキャンパスは平面ですが、描こうとしているものは立体です。多くのものには厚みや奥行きがあり、服には布の重なりなどがあります。それを表現することが立体的に描く、ということです。例えば服のエリで考えて見ると、首は円柱のような形をしているのでエリは首の形にそって回り込むように存在します。 首の後ろはイラスト上では隠れた部分ですが、そのような見えないところも意識しておくと立体の表現ができます。
服は体の上に覆いかぶさってます。 服を描くうえで意識しておきたいのは、服は体の上から覆いかぶさっている、というところです。
服の内側にある体を考えずに書くと極端に体のラインが細い違和感のある絵になってしまうことがあります。
ラフの段階で体のシルエツトを描き、常にその外側に服があるように描きましよう。下の栗宮さんは薄い赤が体のラインで黒が下描きになりますが、赤い線は基本的に服の内側にあることがわかります。
線で立体表現をします。
ラフや下書きの段階で上記のことを考えておき、意識しながらペン入れ(線画)をしていきます。 ここで考えることは、線による立体表現です。
線をすべて均ーな太さで描くよりも、ところどころ太さを変えている絵の方が立体的に見えます。
イラストで意識すべきこと 塗り編
光源を意識し、影が落ちる場所や光が当たる場所を考えます
色を塗るときは光源、つまり「光が指している方向」を決めておくことが重要です。光の方向を決めておくことで、どこに影が落ちるかを考えながら塗ることができます。
例えば、左上から光がさしているとすれば、人物の右側や服の下などに影が落ち左側に光があたりますし、逆に右下から光が指していれば、左側や服の上に影ができ右側に光があたります。
光源を意識して影を塗りましょう。
下の栗宮さんは窓からの光にあてられているため、光が当たっている部分を明るく、当たっていない部分を暗くしています。
まとめ
栗宮ノート
◇絵を描くときは早く描こうとせず、考えながら描く。
◇ラフでは、立体を意識し、見えてない部分まで考える。
◇線画は線の強弱(太さ)で立体を表現する。
◇色塗りでは光源(光の指す方向)を意識しましょう。
カラーン…
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